2週間で合格!AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)試験 勉強方法
そろそろAWS関連について勉強したいなと思い調べると入門に丁度よさげなクラウドプラクティショナー(CLF)という資格が。いっちょ取ってみるか!という事で早速勉強を始める事に。

 

受験を決めたのは2020年11月下旬・・・なんとか年内に取得したい!という事で12月中旬に照準を定めていざ勉強スタート!

 

そして予定通り12月中旬にていざ受験!結果は・・・一発合格でした!やったー♪

 

結果は↓のような感じ。


 

合格ラインは大体700点なのでギリギリもいい所、「再学習の必要あり」なんてコメントも頂く始末。恐らくあと1~2問間違ってたらアウトでした・・・。まぁ受かってしまえば点数なんて関係ありません!

 

という訳で私自身がどのような勉強方法を用いて勉強していたのかお伝え出来ればと思います。これから受験を考えているよ!って人に対して、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

■IT業界・インフラ未経験でも充分に合格可能!

そんなギリギリの点数叩き出している私ですが、職業は下記の通りです。

 

・現役のIT企業社員
・バリバリのネットワークエンジニア※かれこれ8年目くらい
・ネットワークの要件定義・構築・運用など上流〜下流まで経験済み
・AWSも業務で経験済み※EC2インスタンス立ち上げWebサーバ構築

 

IT企業に働いていてそれなのかよ!って思われるかもしれませんが、ごもっともです笑

 

つまり、何が言いたいかと言いますと、IT企業に勤めていようが無かろうが、AWS触った事があろうが無かろうが、しっかり勉強をしなければ普通に落ちます。何を当たり前な事言ってんの!って感じではあるのですが笑

 

もちろんIT企業で働いていたり、ネットワークやサーバ等の知識を有している方であれば勉強する前に前提となる技術や知識などもあるので、既に知っている概念や用語などもあります。

 

ただAWS認定という試験は「AWSのサービス名・機能の詳細や活用方法」についての知識を問う物ですので、ITエンジニアでもITエンジニアではない方でも同じ土俵からのスタートです。

■AWS認定試験の中では一番難易度が易しい

このクラウドプラクティショナーはAWS認定の中で最も難易度の易しい試験です。

 

一応「実務経験6ヵ月~1年くらいの方々対象」とは定められているようですが未経験でも勉強すれば全然問題無く取得可能です。

 

私自身も持っている技術であったりだとか知っている知識は触り程度だったので、もちろんこれまでにしっかり勉強した事は無かったです。

 

ですので、AWSについては「全くの未経験だよ!」っていう方々も臆する事無くガンガン受験してみましょう!

■具体的な勉強方法

では具体的にどのようにして合格ラインまで持って行ったかをお伝えしたいと思います。実施した勉強方法は下記3点です。

 

①AWS参考書にて基本的な知識を学習・習得
②Udemyの問題集で総仕上げ
③不明点はインターネットを駆使して知識を補足

 

クラウドプラクティショナーはクラウドの概念から始まりAWSの代表的なサービスの概要、および利用シーンについて問う問題がほとんどです。ですのでまずは基本的な知識を習得し「クラウドとは・AWSとはどういう物なのか」という事を理解できるように取り組みましょう。

 

一つ上のソリューションアーキテクトになるとこれらの基本概念やサービスを複合して利用した場合のケースや問題提起が出題される構成になっているため、受験を予定されている方はまずクラウドプラクティショナーで基盤となる知識をしっかりと固められるようにするのが重要です。

 

それでは詳細な勉強方法については下記にて。

①AWS参考書にて基本的な知識を学習・習得

私が利用していたのは下記2冊です。

 

オススメ書籍はコレ!

 

 

まずは「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」にてクラウドの基本的な概念やAWSのサービス名・利用シーンなどを学習します。

 

1週目で浅く広く情報をインプットしサービス名程度までは、名前を見たらなんどなくわかる程度にまで勉強を実施、2週目でも情報のインプットの仕方は同じですが、理解が出来ていない部分についてはピックアップしてググって「なんとなく」でも良いので把握出来るようにする。

 

こんな感じでまずは大まかに知識を身に付けます。この「なんとなく」というのが重要です。一発で覚えられるように勉強するのではなく、「あれ、この言葉どこかで見たな・・・?」くらいの状態で記憶の片隅から情報を引き出せるような状態であればまずは充分です。

 

あまり参考書ばかりやっても仕方がありませんので、早ければ1週で、遅くとも2週くらいで切り上げるようにしてください。

②Udemyの問題集で総仕上げ

どのような試験でも共通して言える事ですが、一番の勉強方法はその試験の問題集を解き問題の中で登場する情報や知識を関連して覚えてしまう事です。

 

書籍の問題集などもあるにはあるのですが、問題数が少ない事と問題と答えを行き来する手間が面倒くさいのであまりおすすめはしません。

 

UdemyであればPCかスマホで問題を解いたあとに解答が表示されますので非常に勉強効率が良いです。正解・不正解・チェックした問題などでそれぞれ表示も切り替え可能なのでそういった点からもUdemyで問題集を解く勉強方法がオススメです。

 

問題集もあれやこれやと手を出すのではなく、一つに絞って学習するので充分です。私は下記のUdemy講座を受講しました。

この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)

・模擬試験(基本レベル①)65問
・模擬試験(基本レベル②)65問
・模擬試験(応用レベル①)65問
・模擬試験(応用レベル②)65問
・模擬試験(応用レベル③)65問
・オプショナル問題(難易度高:アソシエイト試験レベル)模擬試験2回分130問

1回につき計65問の基本レベル①~②・応用レベル①~③と、1回につき計130問のオプショナル問題の合計7回分の問題集となっています。ただ応用③とオプショナル試験については結構難易度高い問題になっているので余裕があれば勉強する程度で大丈夫です。

 

最低でも基本レベル①~②・応用レベル①~②については正答率9割前後まで持って行けるよう学習してください。もちろん答えを覚えるのではなく、理解して答えられるようにします。私はこの4問のみをこのようにこなしました。

 

また例えば、一つのサービスについて問う問題において選択肢の中で複数の候補があるとします。その中で正解はもちろん一つですが、その他に出て来たサービスについてもその問題を答え合わせする段階で一緒に関連する情報としてインプットするようにします。

 

もし時間が間に合わず選択肢の内容まで覚えきれない場合は最低でも2択まで絞れるようにしましょう。

 

全ての問題はこのようにこなすよう心掛け、選択肢一つ一つに出て来た用語についてもしっかりと理解を出来るよう学習を進めましょう。

③不明点はインターネットを駆使して知識を補足

最後に補足としてAWS公式のドキュメントを参照したり、公式の動画解説(Black Belt Online Seminar)を閲覧するなどして自分自身が弱いと感じている部分についての補足を進めます。

 

ただどれもサービスについて深く解説されている場合がほとんどなので、不明点が解消出来たのであればあまりガッツリ参照しなくても大丈夫です。

 

余裕があればで構いませんので、隙間時間などでこういった補足知識の習得も進めるようにしましょう。

 

【AWS Well-Architected フレームワークホワイトペーパー】

 

Black BeltについてはYouTubeで検索して頂くとAWSのサービスについてはほぼ動画がUPされておりますので確認して見て下さい。

 

以上が私が実践した勉強方法の取り組みとなっています。また今回こちらの学習にあたって初めてUdemyを利用したのですが、凄い便利なサービスですね!こんな良質なのに値段もお手頃・・・。ちなみに月に1~2回はセールをしていて値引きされているケースがほとんどですのでそのタイミングを狙っての購入をオススメします!

■2週間の勉強スケジュール

大まかな勉強スケジュールは下記の通りです。

①1~3日目:参考書読破
②4~14日目:Udemyの問題集をひたすらループ、その他参考文献・動画で知識の補強

可能な限り問題集を早めに取り組めるように意識しましょう。

■受験するにあたっての心構え

受験するときに必要な心構えについて、私なりに必要だと思う事は下記3点です。

①まずはゴールとなる試験を予約してから勉強を開始する
②わからない問題は必ず出てくると思え
③試験会場へは時間に余裕を持って到着を!

 

それでは詳細について。

①まずはゴールとなる試験を予約してから勉強を開始する

何事もゴールが決まっていなければ明確なスケジュールは立てられません。日付を決めていないと、「まだ勉強しきれていないからもう少し先に延ばそう・・・」だとか「仕事も忙しくて受験できそうにないので先に延ばそう・・・」だとか何かと理由を付けて先に延ばそうとしてしまいます。※私もその類です・・・。

 

まずは最初に試験を予約して逃げられない状況を作る事で何が何でも受験するという縛りを課しましょう!受験料も12,100円と決して安くはないので、せっかくの受験料を無駄にしないようしましょう。

 

②わからない問題は必ず出てくると思え

いくら対策をしてきたとは言え、問題傾向も日々変化し続けているのでわからない問題も出てきます。満点は狙えないにせよ必ず合格ラインの7割は超えられるように意識しましょう。もし試験中に手ごたえ無さすぎても決して戦意喪失しないように!最後の結果発表画面までは結果分かりません!

 

③試験会場へは時間に余裕を持って到着を!

試験会場に到着するとまず受付をするのですが、他の受験者も当然いるので少し待つ可能性もあります。また荷物をロッカーにしまったりだとか諸々まごつくケースも充分に考えられますので言うまでも無いですが時間に余裕を持っての到着を心掛けましょう!

 

■これからのIT業界には必要不可欠な知識・技術であり資格試験となる

昨今のIT業界では在宅ワークなどのリモート業務が主流となって来ている事もあり、クラウド技術の需要は益々高まって来ています。AWS認定試験の資格はこれからの有望な資格として企業でも評価がうなぎ上りという話もよく耳にします。

 

そしてクラウドの概念も日々進化しており、最近では「SASE(サッシー)」「ゼロトラストネットワーク」なんて言葉も耳にするようになりました。これらはいずれもクラウドの特徴を活かした超柔軟性の高いソリューションとなっています。こういった最新の動向に対しても強くなれるんですね。

 

またこれから受験をされる方の中には「クラウドをより活用して行きたい」、「クラウドをよく知らなったけど勉強してみたい」、「AWSエンジニアとして食って行けるようになりたい・・・。」等々様々な理由があって受験されるのだと思います。

 

そういった方々はもちろん。クラウドの概念や新しいソリューションに対する理解を深める為にもAWS認定クラウドプラクティショナーはとても良いスタートラインに立てる資格だと思います。

 

是非とも頑張って取得をし、次なるステップであるAWSソリューションアーキテクト試験受験のステップでより深いAWSの知識を獲得しましょう!

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